2024
12.26

釣り人が、溺れかけていた女性を釣り上げて救出

国際ニュースまとめ

釣り人が、溺れかけていた女性を釣り上げて救出

南アフリカの海岸で釣りをしていた人が、沖へ向かう急流(離岸流)に捕らわれた女性を発見。投げ釣りのテクニックで彼女の衣服に針を引っ掛け、岸に引き戻して救出した。

 

もがく女性を釣り人が発見

 

南アフリカの海難救助団体「National Sea Rescue Institute」の発表によると、この出来事があったのは12月18日の午前0時57分頃。

 

同国にある小さな港町「モーセル·ベイ」の海岸で、Kabeljou(和名:大鮸/オオニベ)という大型の魚を釣っていた釣り人が、海の中にもがいている女性を発見した。彼女は、海水浴場となっているディーアス·ビーチに発生した離岸流に巻き込まれ、沖に流されていたとのこと。

 

釣り人の近くにいた人たちはすぐに海難救助団体に電話を入れ、溺れ掛けている女性がいることを通報。海難救助チームや地元警察、救急車、消防救急隊などが一斉に出動した。

 

だが、救助隊の一同が現場に到着した時、女性はすでに救助され、ビーチに上がっていたそうだ。

 

釣り針をジーンズに引っ掛ける

 

現場で一部始終を見ていた人の証言によると、救助隊が来るまでの間に釣り人がその女性を「ビーチに引き寄せた」そう。

 

釣り人は投げ釣りの要領でKabeljou釣りの針を飛ばし、女性のジーンズにうまく引っ掛けた。その後リールで糸を巻き取り、彼女を岸に引き寄せ、水深が浅くなったところで付近の人々が水から引き上げたとのこと。

 

ちなみにKabeljouという魚は、体長が最大で2mにもなるタラ科の大型魚。釣るための針も大きく、釣り糸も太い。

 

海難救助団体によれば、救出された女性は南アフリカ共和国のジョージ市からビーチに来ていた31才。命に別状はなく、わずかな医療処置を受けただけで済んだそうだ。

 

彼女が海に入ったのは深夜で、「泳ぐために入った」と報じられているが、なぜ着衣のままだったかは不明。(了)

 

出典元:Africazine:Heroic Fisherman Saves Drowning Woman with Daring Rescue!(12/21)
出典元:National Sea Rescue Institute:Fishing Line to Lifeline: Brave Angler Rescues Woman Caught in Rip Current(12/19)
出典元:sunny skyz:Fisherman Casts A Line Into The Ocean, Hooks Drowning Woman(12/23)
出典元:Wikipedia/Argyrosomus japonicus
出典元:Wikipedia/Rip current

Source: Switch News