12.25
ロシアの貨物船が地中海沖で沈没、エンジンルームが爆発
地中海で、ロシアの貨物船が沈没し、2人の乗組員が行方不明となっている。
乗組員16人のうち14人を救助
ロシア外務省は12月24日、地中海のスペインとアルジェリアとの間で、貨物船「Ursa Major」号が沈没したと明らかにした。
詳しい原因は明らかにされていないが、ロシア外務省によれば、貨物船のエンジンルームが爆発したという。
すでに船の乗組員16人のうち14人が救助されスペインに搬送されたが、乗組員2人がまだ行方不明となっている。
大きく傾き、船首も沈む
この船が沈没したのは12月23日とみられ、大きく傾き、船首が低い位置まで沈んでいる「Ursa Major」号の様子を、通りかかった船が撮影。24日にはその動画が、ロシアのニュースメディア「Life.ru」で公開されたという。
Dark days for Russia’s seafaring global terror operations as yet another ship sinks off the coast of Spain.
The fully loaded “Ursa Major” carrying God knows what…now gone, taking several crew members to Davy Jones Locker. pic.twitter.com/GQehpR5sUQ
— Jay in Kyiv (@JayinKyiv) December 24, 2024
スペインの海上救助隊は、23日にスペインの町、アルメリア沖約57マイル(約91km)の地点から、遭難信号を受信。近くの船と連絡を取り、悪天候や救命ボートについて話し合い、「Ursa Major」号が傾いていると報告を受けたそうだ。
その後、スペインの2隻の船とヘリコプターが現場に派遣され、生き残った乗組員14人を救助。彼らは、スペインのカルタヘナ港に搬送された。
救助された船員の話によれば、貨物船には空のコンテナと、2台の港湾クレーンが甲板に積まれていたという。その後、ロシアの軍艦が現場に到着し、捜索活動を担当したと言われている。
「Ursa Major」号は2009年に建造され、ロシア国防省の軍事建設事業の一部である「オボロンロジスティカ」社が管理し、「SK-Yug」社が運航していたという。
両社と「Ursa Major」号は2022年、ロシア軍との関係から、アメリカにより制裁を受けていたと言われている。(了)
出典元:The Guardian:Russian cargo ship sinks in Mediterranean after explosion in engine room(12/24)
Source: Switch News