2024
12.13

中国が球形の「AIロボコップ」を街に配備、動画が話題に

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中国が球形の「AIロボコップ」を街に配備、動画が話題に

中国のハイテク企業が、球形の自律AIロボットを開発。犯罪を発見·防止する能力を持ったこのロボットが、警官と共に街をパトロールする動画が中国のSNSに投稿され、話題になっているそうだ。

 

危険な状況で役立つロボット

 

今から数ヶ月前、中国の企業「Logon Technology」社は、RT-Gという球形自律型ロボットを発表した。このロボットは危険な状況で人間を支援し、時には人間の代わりとなるように設計されたものだという。

 

このRT-Gは地上でも水中でも作動し、ゴロゴロと転がって最高時速35km/hまで出せ、何かと激突しても、4トンの衝撃力に耐える。水中はもちろん、荒地や泥地でも難なく進めるとLogon Technology社はアピールしている。

 

他にも注目されているのは、街での利用だ。AIが搭載されたこのロボットには、犯罪者を識別し、逃走不可能にする力がある。

 

そして最近、実際に街中を警官と一緒にパトロールするRT-Gの姿が多く目撃され、SNSにアップされ始めた。

 

@di.q60 Spherical robots patrol the streets of Wenzhou Acting in a sci-fi blockbuster, spherical robots and special police patrol together! Zhejiang University The RT-G spherical robot developed is amphibious, integrating inspection and combat capabilities, It can chase suspect at a high speed of 35km/h. #robot #TechnologicalFrontier #zhejiang #Robot ♬ original sound – Kim

逃げる犯罪者に体当たり

 

Logon Technology社によれば、RT-Gは様々な方法で犯罪を防ぐそうだ。まず、AIカメラが周囲に発生した騒ぎや異変を捉える。それと同時に、すでに登録された犯罪者がその場にいないかを、顔認識でチェックする。

 

そして、近辺にいる他のロボットや人間の警官に応援を要請。もしも応援がこなかった場合は、怪しい人間を追跡し、体当たりしたり、捕獲網を打ち出すなどして自力で対処するとのこと。

 

中国のSNS上には、「これは中国のロボット技術の先進性を決定づけるもの」、「戦場でも役立つ」といった意見が上がっているそう。また、階段を登れず、大きな障害物は超えられないという短所を指摘するSNSユーザーもいる。約10年ほど前にアメリカで発表された、やはり球形の「roundbot」というロボットのパクリだという声もある。(了)

 

出典元:Odditycentral:Chinese Police Introduces Autonomous Spherical Patrol Robot(12/9)

Source: Switch News