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【イベント情報】工芸品を「歴史と未来」から見つめる。⽇本の伝統⼯芸と世界的クリエイターがコラボ
北欧と日本のデザインを融合した「ジャパンディ」スタイルが流行するなど、日本の歴史ある工芸品や生活様式の美しさを、新たな視点で見つめる試みが、世界各地で注目を集めている。
INTERSECT BY LEXUS – TOKYOは、日本の伝統工芸と現代的なアイディア・テクノロジーを繋ぐ新しい試みとして、「Craft×Tech」から生まれた作品を展示する「Craft×Tech Tohoku Project展」を、11月27日(水)から開催中。
「都市とつながり、人と人、人とクルマが交わる」をテーマに掲げ、食やデザイン、アート、テクノロジーなどを通じて新たな体験や出会いを創出してきた同社が手掛ける本イベントについて、概要や展示作品を紹介する。
工芸品を「歴史と未来」から見つめる
「Craft×Tech」は、⼯芸品の美しい素材や技法を、歴史と未来の両⾯から⾒つめ、新しく特別なアート作品へと昇華させる取り組み。
次世代のクリエイターを⽀援・育成する国際デザインコンペティション「LEXUS DESIGN AWARD」の第1回グランプリ受賞者である、吉本英樹さんが今年6月に立ち上げた。
展示開催の背景にあるのは「⽇本のクラフトマンシップとデザイン・テクノロジーとの融合により、新たな未来を切り拓く挑戦を続けるLEXUSの姿勢との共鳴」だという。
展⽰では、東北地⽅の⼯芸産地とクリエイターとのコラボレーションにより⽣まれた2作品を展⽰している。1つは吉本さん⾃らが⼿掛ける、福島県会津本郷焼とコラボレーションした「Rain」。もう1つは「LEXUS DESIGN AWARD」でメンターを務めたサビーヌ・マルセリスさんが⼿掛ける、秋⽥県川連漆器とコラボレーションした「Yōkan」だ。
「Rain」と「Yōkan」はどんな作品?
「Rain」は東北最古の窯場といわれる会津本郷焼の陶器を、モノリスのような造形に埋め込んだフロアライト。焼き上がった陶板をスキャンしてデジタルデータとして取り込み、それに合わせて樹脂と⾦属素材を切削加⼯するという、まさに歴史と未来の融合を体現する作品だ。
漆器そのものに焦点を当てた「Yōkan」は、多少のひねりやアクセントを加えつつ、無駄を削ぎ落とし本質を残したミニマルな作品。光と素材の相互作⽤にインスピレーションを受けてきたデザイナーらしく、漆の特性を活かし、その表⾯に捉えられた光も作品の一部となっている。
また、イベントでは両コラボレーション作品の元となる⼯芸品、会津本郷焼と川連漆器も併せて展⽰中。会場では、デザイナーが⼯芸職⼈の⼯房を訪れてコラボレーションを実現していく様⼦が映され、それぞれの作品について深く知るとともに、「Craft × Tech」の取り組みの背景やストーリーに触れることもできる。
【イベント/展⽰作品概要】
名称:Craft × Tech Tohoku Project展
会期: 2024年11⽉27⽇(⽔)〜
会場: INTERSECT BY LEXUS ‒ TOKYO 1F GARAGE
URL:https://lexus.jp/brand/intersect/tokyo/garage/crafttech.html
Source: HuffPost