2024
12.08
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第2部 チェルノブイリの捕虜たち(5) 占領地の明暗
2022年3月26日、スラヴチチの反ロ集会に参加したスタニスラウ・シェクステロ(右)と妻(同氏提供)
チェルノブイリ原発に勤務する技術者や科学者、警備隊員らが暮らすスラヴチチの街に、戦争の影は一見薄い。2022年2月から3月にかけてロシア軍に占領されたウクライナ北部では、攻撃を受けて損傷した集合住宅、焼け焦げた家屋、破壊されたインフラがまだあちこちで目立つが、この街にはほとんど見られない。実際、街中での死者は1人もいないという。ブチャでの虐殺に代表されるように…
Source: Foresight