2024
12.07
12.07
第2部 チェルノブイリの捕虜たち(4) 帰らない人々
チェルノブイリ原発の技術者や科学者らとその家族は、放射能に汚染された原発城下町のプリピャチを捨ててスラブチチに移り住んだ(筆者撮影)
ロシア軍の捕虜になったチェルノブイリ原発の警備隊員のうち、オレクシー・ルトチェンコ(47)やアンドリー・グリシェンコ(28)は、苦難の末とはいえ、無事帰国することができた。ただ、それは全169人のうちの93人に過ぎない。2024年9月現在、残る76人は依然としてロシアで捕虜として拘束されたままである。
彼らが暮らしていた…
Source: Foresight