12.05
いま話題の麻辣湯(マーラータン)、専門店が続々オープンする中国発祥のスープ料理のお味は?
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若者の間で麻辣湯(マーラータン)が流行っているというではないですか。渋谷や新宿など、実はいろんなところにある麻辣湯のチェーン店を見かけて気にはなっていたけれど、実際には行ったことがなかったのです。
しかし、この間、仕事で高田馬場に寄ったときに、中国から来たと思われる本格的、今風にいうとガチの麻辣湯を出す『周黒鴨大夫人』というお店を発見。その外観を見て、これはおいしそうなのではないかという予感とともに、しばらくしてから、おそるおそる友人と連れ立って行ってみました。
いつ行っても何組かの若者が待っている状態の人気店ですが、実は日本人のお客さんというのは、我々しかいません。初回は、日本語のできる店員さんに教えてもらいながら、おそるおそる注文をしてみました。
最初にやることは、串に刺さった野菜やお肉、団子やいろんな形態の豆腐を選んで、100均においているようなプラスチックのかごにどんどん放り込んでいくことでした。飲み物もこの串のおいてある棚にあります。コーラをはじめ、台湾や中国の飲み物がそろっています。
この日、私が選んだ串は、チンゲン菜やパクチー、もやし、キャベツなどの野菜に、魚のすり身の団子、湯葉巻やお揚げに、うずらの卵、スパム、ホルモン系のお肉に、羊のお肉など全部で10種類ほど。麺はインスタントラーメンや、刀削麺、春雨、手打ちっぽいラーメンなど数種類あり、サンプルの入った透明の袋が棚に貼りつけられています。私は牛筋麺という、うどんくらいの太さのある丸い麺を注文しました。
このかごを持って席に戻ると店員さんがやってきて、スープの辛さと麺の種類を聞いてくれて、そのかごを一旦、厨房へ。そして数分たつと、麻辣湯となって運ばれてきます。
味は、麻辣と語るにふさわしいぴりっとした辛さ。テーブルの上にも、麻と辣のふたつの薬味が置いてあり、自分で足して食べることもできます。辛いのが苦手な人は、辛さのない、白湯スープを選ぶこともできます。
野菜もたくさん入っているし、かなり本格的な味がするしで、すっかりこのお店のファンになってしまった私と友人は、2週に1回はここに通ってしまうほどになってしまいました。
家で麻辣湯を作ってみた
しかし、これが家でもできたらいいと考えた私は、高田馬場のアジアの食材店で、それっぽい麻辣湯の素を600円くらいで購入。スープもついているほか、麺がさきほど食べた牛筋麺と似ているのもポイントです。
さっそく作ってみましたが、袋をあけて驚くのは、そのスープや薬味の多さ。合計7種類の袋が入っていました。
作り方は、中国語なので、ざっとしか読んでいませんが、最初に油以外の調味料を湯の中に放り込み、沸騰したところで、具材を入れて煮込み、最後に麺を入れ、油などの残りの調味料をかけたらできあがり。
お店では、パクチーなども煮込まれていましたが、家では、豆苗やチンゲン菜、うずらの卵、スパムなどを煮込み、パクチーやカイワレ大根などは、最後にふりかけるようにしました。
野菜がたっぷり食べられるのもいい
お味は、スープに関してはお店のものと遜色ないほどのスパイシーさで、日本の市販のものには決してない味になっていて満足でした。ちょっと色は薄く見えるのですが、油断すると咳込んでしまうほどのピリっとした辛さがクセになりそうです。土豆麺は、思ったよりも早く、ふやけてしまって、想像以上の太さになってしまいましたが、かといって伸びているというわけではなさそうです。
こうした本格的な中国の麻辣湯の素というのは、高田馬場だとか新大久保だとかだからこそ見つけられるものでもあると思います。もちろん、今の時代、通販をすることもできそうですが、地元に帰省するときにお土産にしたり、これを使って友人たちと鍋をしたりしてもいいかもと思いました。
なにより、家でも野菜がたっぷり食べられるというのがいいじゃないですか! 今回はたまたま、この土豆麺の麻辣湯の素を購入しましたが、これからは、いろんな種類のものを買って、ときどき試してみたいと思います。
Source: HuffPost