【あわせて読みたい】戦禍でも。大道芸や海水浴、サッカーや授業を楽しむガザの子どもたち。日常を守ろうとする人々の姿を振り返る

アメリカ・ニューヨークで12月4日、医療大手ユナイテッドヘルスグループの保険部門で、米最大級の健康保険会社の一つであるユナイテッドヘルスケアのブライアン・トンプソンCEOが殺害された。

警察によるとトンプソン氏は午前7時前、マンハッタン中心部にあるヒルトンホテルの外で、至近距離から複数回銃撃されて死亡した。

犯人は現場から逃走し、その後セントラルパークで電動自転車に乗る姿が目撃されたという。

警察は犯行の動機を明らかにしていないものの、4日の記者会見で「特定の相手を狙った事前に計画された攻撃で、無差別な暴力行為ではないとみられる」と発表した。

また、警察は監視カメラ映像から切り取った容疑者の写真も公開して情報提供を呼びかけた。

公開された写真には、マスクで顔の下半分を覆い、グレーのバックパックを背負った黒い服の人物が、トンプソン氏に銃を向けている姿や、自転車に乗る様子が写っている。

【画像】警察が公開したトンプソンCEO射殺事件の容疑者の写真

警察は記者会見で、容疑者は弾詰まりで中断しながらも、トンプソン氏を背後から繰り返し撃ったと説明した。

「映像を見ると、容疑者は弾詰まりをかなり迅速に解消しているため、銃器の扱いに熟達しているように見えます」

警察は、容疑者逮捕につながる有力な情報に最大1万ドルの報奨金を提供するとしている。

トンプソン氏はミネソタ州在住で、2004年にユナイテッドヘルスケア社に入社し3年以上CEOを務めた。

事件当日、ユナイテッドヘルスケアはヒルトンホテルで投資家向けの会議を開いていた。

トンプソン氏の妻はNBCに、死亡する直前に同氏が脅迫されていたことを明らかにした。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。