2024
11.22

【解説】「ドナー」を日本語で言い換えたら?ビジネスシーンにも役立つカタカナ・外来語の取説

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私たちが日々使っている外来語やカタカナ語。すっかり定着した言葉もあれば、実はよく分からずに使っているという単語もあるでしょう。 

外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。

外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。

20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。

「ドナー」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか?

それでは見ていきましょう。

ドナードナー

ドナー

♢言い換え語

1. 臓器提供者
2. 資金提供国

♢用例

1. 脳死と判定されたドナーの心臓と両肺を一人に移植する「心肺同時移植」の患者
2. わが国は他のドナーとの政策協議を積極的に行っており、2000年度に二国間援助協議を行った国は9か国にのぼりました。

♢意味説明

1. 移植手術において臓器などを提供する人
2. 政府開発援助において資金を提供する国

♢手引き

定着に向かっている語だと思われ、「ドナー」をそのまま用いることにさほど問題のない場面も多いですが、60歳以上では半数以上が分からない語のため言い換えや説明付与が望まれる場合もあります。

♢その他の言い換え語例

1. 心臓提供者 骨髄提供者 
2. 援助国 資金提供者

♢複合語例

1. ドナーカード = 臓器提供意思表示カード
2. ドナー国 = 資金提供国

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Source: HuffPost