11.17
「Bluesky」が急速に成長、1日100万人が新規サインアップ
SNSの「Bluesky」の人気が高まっており、イーロン・マスク氏が所有する「X」から乗り換える人も増えているという。
タイムラインに表示させるものを選べる
「Bluesky」とは、次世代型の分散型SNSで、複数のサーバーが協調してひとつのSNSを形成する脱中央集権的な仕組みとなっている。
またユーザーが、それぞれのサーバーを選択でき、自分のタイムラインに表示させるものを選ぶこともできるという。
現在、「X」はアルゴリズムに従って、広告やおすすめの投稿を、ユーザーのタイムラインに差し挟んでくるが、「Bluesky」には基本的にそういうことがない。
そのためか「Bluesky」は現在、急速に成長しており、現在1日あたり約100万人の新規サインアップが行われているという。
また11月15日時点でのユーザー数は1670万人と言われているが、恐らくすぐに2000万人や3000万人を超えると見られている。
立ち上げたのは「Twitter」の生みの親
「Bluesky」を立ち上げたのは、「Twitter」の生みの親であるジャック・ドーシー氏。しかし彼は2024年5月に取締役を辞任しており、9月にはアカウントを完全に削除したという。
現在はジェイ・グレーバー氏が、最高経営責任者を務めているそうだ。
実は「Bluesky」は今年の2月まで招待制で、開発者はそれまでの間、安定化を図るなど、さまざまな問題に対処してきたという。
ただ今年の11月には新規ユーザーが急増したため、サービスが停止するなど問題が発生したと言われている。
米大統領選挙の影響も
11月に新規ユーザーが増加したのは偶然ではなく、アメリカの大統領選挙の影響があったとも言われている。
「X」の所有者であるイーロン・マスク氏は、トランプ氏を強く支持しており、支持していない人々が「X」から離れ、「Bluesky」に乗り換えたと考えられている。
またイギリスの有力紙「ガーディアン」は、「X」には陰謀論や差別主義的な投稿が溢れていることから、今後「X」の公式アカウントに新たな投稿を行わないと宣言した。
「Bluesky」のアプリは世界中で数多くダウンロードされ続けており、11月14日にはイギリスの「Apple App Store」 で無料アプリのトップに立ったという。(了)
出典元:BBC:X users jump to Bluesky – but what is it and who owns it?(11/15)
Source: Switch News