11.06
トランプ氏が勝利確実。4年ぶりに大統領に返り咲きへ【米大統領選】
共和党のトランプ氏と民主党のハリス氏が争った2024年のアメリカ大統領選挙は、トランプ氏が当選を確実にした。ハフポストUS版が報じた。
トランプ氏は2021年以来4年ぶり、2度目の大統領就任になる。
2024年の大統領選挙は、7つの激戦州が勝敗を左右すると言われた。
トランプ氏は激戦州のうちノースカロライナ、ジョージア、ペンシルベニア州などを制して当選確実に必要な270を超える選挙人を獲得して、勝利を確実にした。
トランプ氏はペンシルベニア州での勝利が報じられた後の現地時間11月6日午前2時半ごろにフロリダ州のパームビーチのコンベンションセンターで勝利宣言をして、「我々は不可能だと思われた障害を乗り越えました。アメリカにとってかつて見たことのない政治的な勝利なのです」と演説した。
すべてのアメリカ人のために闘うとも誓い、「これからがアメリカにとっての本当の黄金時代になります」と語った。
また、選挙戦で支援を受けた億万長者のイーロン・マスク氏を「個性的」で「超天才」と褒めちぎった。
トランプ氏の勝利宣言の後、イスラエルのネタニヤフ首相、フランスのマクロン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領、イギリスのスターマー首相ら、さまざまな国のトップが祝辞を送った。
アメリカはロシアに軍事侵攻を受けたウクライナや、ガザへの攻撃を続けるイスラエルを軍事支援しており、今後トランプ氏がこの2国への支援でどのような判断をするかが注目されている。
トランプ氏は2017〜2021年に大統領を務め、再選を目指した2020年の大統領選挙で民主党のバイデン氏に敗北した。
しかし負けを認めず、2021年1月6日にバイデン氏の勝利を承認する手続きが行われていた議会議事堂へ向かうよう支持者を扇動。トランプ氏の支持者が議事堂に乱入して建物を占拠するなど、暴動が発生した。
トランプ氏は、この大統領選挙の結果を覆そうとした罪や、不倫相手への口止め料支払いをめぐる業務記録改ざん、政府の機密文書の不適切な取り扱いなど4つ事件で起訴され、有罪評決を受けている。刑事事件で起訴された人物が、大統領になるのは初めてだ。
Source: HuffPost