TATとVisa、タイ観光を金融イノベーションで向上させるためのMOUを締結

2024
10.31

TATとVisa、タイ観光を金融イノベーションで向上させるためのMOUを締結

©タイ国政府観光庁

バンコク、2024年10月30日 – タイ国政府観光庁（TAT）とデジタル決済のリーダーであるVisaは、タイ観光の魅力をさらに引き立てるための覚書（MOU）を締結しました。この新たな協力は、2025年の「タイ・グランド・ツーリズム・イヤー」に向け、革新的な金融サービスと高度なデータ分析を活用することで、国際観光客にとってタイをより訪れやすい観光地へと変革することを目指しています。

今回の協力は、20年にわたる両者の関係を基盤としており、訪問者にシームレスな決済体験を提供しながら、地元企業の成長を支援する持続可能な観光体制の構築に寄与します。

観光体験を強化する多岐にわたる取り組み

MOUのもと、TATとVisaは以下の4つの分野で協力を進めます：

戦略的マーケティング – 「Must Taste, Must Try, Must Buy, Must Seek, Must See」の5項目をテーマに、タイの観光名所や体験を世界に向けて発信します。
Visa拡大とSTARプロジェクト – 主要な県でのVisaの受け入れ拡大により、観光インフラを充実させ、観光客に安全で便利な決済手段を提供します。
共同プロモーション – TATとVisaは、認知度向上を目的としたグローバルキャンペーンを実施し、世界からの観光客誘致に努めます。
データ分析とコンサルティング – Visaのデータ分析技術により、観光シーズンごとのキャンペーンを最適化し、年間を通じた観光戦略を強化します。

TATのタパニー総裁は、「360度の協力体制で観光を進展させ、国内外のセクターを統合することに努めています。このMOUは、観光分野における金融イノベーションの重要性を物語るものであり、訪問者の利便性を高めます」と述べました。

VisaタイのPunnamas Vichitkulwongsa氏も「観光業が拡大する中、国際観光客が自国と同様のキャッシュレス決済を求めています。この協力により、タイ観光と地元経済の発展がさらに促進されることを確信しています」と語りました。

このTATとVisaの提携は、タイを世界的な観光地として確立し、イノベーションによってタイ観光の未来を共に創るものです。