10.25
タイの商業銀行、政策金利引き下げに伴い貸付金利を0.25%引き下げへ
カシコンリサーチセンター(KResearch)が、複数の商業銀行が貸付金利を最大0.25%引き下げると発表したことを伝えました。これは、2024年10月16日に金融政策委員会(MPC)が政策金利の引き下げを決定したことを受けた動きです。貸付金利の引き下げは、11月初めから実施される予定です。2024年10月23日にタイ国営メディアNNTが伝えました。
カシコンリサーチセンターによると、今回の金利引き下げは、政策金利に伴う金融コストの低減をタイの信用市場に反映するための措置であり、2024年末までに小口および企業向け貸付金の約40.9%がこの恩恵を受ける見通しです。これにより、タイの銀行システム全体においても大きな影響が予想されています。
さらに、11月と12月の間で個人および企業の借り手に対して、約13億バーツの金利負担が軽減される見込みです。ただし、この金利引き下げが毎月の返済額を直接減少させるわけではなく、借り手がより早期に債務を返済できるようになるとされています。
カシコンリサーチセンターは、2024年におけるタイの銀行システムでの信用成長率は1.5%を超えないと予測しています。政策金利の引き下げに伴う金融コストの低下が一定の影響を与えるものの、経済状況や消費動向、投資計画、借り手の債務返済能力なども影響し、新たな借入は慎重に判断されると見込まれています。
■KResearch Center: Banks to Lower Loan Interest Rates Following Policy Rate Cut|NNT
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