2024
10.16

紹介で転職、何割が経験あり?リファラル転職の実態を聞いた【最新調査】

国際ニュースまとめ

キャリアや働き方が多様化し、転職がかなり身近な選択肢となった。

一口に「転職」といってもその方法は様々で、転職エージェントや転職サイトの利用に加え、友人や知人などの紹介で転職する「リファラル転職」を選択する人もいる。働き手不足が深刻化する今、リファラル転職に関する知識を深めたいと考えている企業も少なくないのではないだろうか。

人事プロフェッショナルブティック「CORNER」の提供をはじめ、人事・採用領域でパラレルワーカーシェアリング事業を展開しているコーナーは「リファラル転職経験者の実態調査」を実施。その結果を一部抜粋して紹介する。

【調査概要】

調査対象:20代〜50代の正社員として働く人

有効回答数:事前調査:1万件/本調査:309件

調査期間:2024年7月25日、26日

調査方法:Webアンケート

約半数がリファラルで転職機会を獲得している

リファラル転職活動経験の有無リファラル転職活動経験の有無

リファラル転職活動経験の有無を聞いたところ、全体の43.6%が「経験がある」と回答。「紹介を受けたが、転職活動経験はない」(5.6%)を含めると、約半数の人がリファラルで転職の機会を得ていることがわかった。

また、リファラルを通じて、実際に転職した経験がある人は全体の38.4%。そのうち38.8%がリファラル経由で2回以上転職経験があることがわかった。

リファラル経由で選考に進んだ理由リファラル経由で選考に進んだ理由

リファラル経由で転職活動をする際、転職者が選考に進んだ理由として最も多かったのは「自分をよく知る人からの紹介だったから」(40.3%)で、信頼できる人物からのリファラルが転職活動における安心感に直結しているようだ。

また、2番目に多かった回答は「たまたま転職を考えていたから」(37.9%)で、転職と紹介のタイミングが合うことも大きな要素になっているようだ。また「事業内容が魅力的だった」(21.4%)や「希望の職種だったから」(20.4%)などの具体的な働きがいに直結する動機よりも、「環境を変えたい」という動機で選考に進んでいる人が多いことがうかがえる。

リファラル経由で選考に「進まない理由」は?

リファラル経由で選考に進まなかった理由リファラル経由で選考に進まなかった理由

一方で、リファラルによる転職機会を獲得した人が選考に進まない理由は、どのようなものだろうか。

回答を見てみると、「事業内容が魅力的ではなかったから」(28.2%)が最も多く、「希望の職種じゃなかったから」(27.2%)や「就業条件が魅力的ではなかったから」(25.2%)など、業務内容や条件に直結したものが続いている。上記の「選考へ進んだ理由」と照らし合わせてみると、環境を変えたいという動機はありつつも、やりがいや働きやすさなどにはある程度の基準を設けている人が多いことがうかがえる。

また「転職をする時期ではないと考えたから」という回答も多く、やはりタイミングも大きな要素となっていることがわかる。

調査を振り返り、コーナー代表取締役の門馬貴裕さんは「信頼できる人からの口コミは、ネット上にあふれる情報よりも比較的信頼性が高く、転職者にとって貴重な判断材料となっています。企業はこの傾向を踏まえ、リファラル採用の強化に注力することも必要になってきそうです」「企業はリファラルの仕組み導入だけではなく、環境や条件等の自社の魅力をどう伝えるかもセットで発信していくことが重要でしょう」とコメントした。

多様な転職活動の動向に、企業からより一層の注目が集まりそうだ。

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Source: HuffPost