09.29
偽ブランド寝具をライブ販売、タイ人の男を逮捕
タイ警察は2024年9月27日、寝具ブランドのコピー製品を販売したタイ人の男（38歳）を、知的財産権侵害の疑いで逮捕し、証拠品を押収しました。
押収された物品には、ライブ配信に使用されていたコンピュータ一式（モニター2台）、カメラ一式（スタンド付き）、ベル1個、そしてライブ配信販売用の布団やベッドシーツ32セットが含まれています。さらに、知的財産権を侵害しているとみられる商品として、布団、シーツ、枕カバー、抱き枕カバーが入った767個の袋、ベッドシーツが詰められた11,447個の段ボール箱が発見され、押収されました。これらの侵害商品は2万点以上にのぼり、被害総額は4,000万バーツ（約12億円）を超えると推定されています。
この捜査の発端は、2024年9月12日に、ある寝具会社の代理人が「wants shop」という名前のTikTokアカウントが、自社製品と同じロゴを使用した寝具をライブ配信で販売していることを確認し、警察に通報したことでした。
その後、捜査によりこのTikTokアカウントの使用者を特定し、逮捕状を取得。サラブリ県にある倉庫を家宅捜索した結果、タイ人の男がライブ配信を行っていた部屋で発見されました。逮捕後、タイ人の男は隣接する別の倉庫にも知的財産権を侵害する商品が保管されていることを認め、捜査チームがこの倉庫を捜索したところ、さらに数百袋におよぶ侵害商品が発見されました。
タイ警察は、これらの不正商品が市場に出回るのを防ぐため、引き続き厳格な取り締まりを進めていく方針とのことです。
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Source: タイランドハイパーリンクス
