2024
09.26

日本と世界を繋ぐ「エコシステム構築」に大手3社が参画。「リアルとデジタルが融合した新たな価値」の提供へ

国際ニュースまとめ

社会課題の解決やビジネスなどにおいて、業種の垣根を超えた企業の連携が必要不可欠になっている。

ビジネスにおける複数企業の連携構造は「エコシステム」とも呼ばれ、それぞれの技術や強みを生かすことで共存共栄を目指す。

エコシステムの具体的なメリットとしては、他社の製品や技術の活用による短期間での新製品の開発や、市場の需要の変化に対応できる新たな価値の創出、自社単独のプロモーションでは難しい幅広い展開などがある。

Cross Capitalは、事業会社のオープンイノベーション実装支援に特化したFund of Funds(以下、FoF)である「Cross Capital I Limited Partnership(CC1)」に、既存LPの富士ソフトに加え、新たにパナソニック、JRE VENTURES(JR東日本CVC)、博報堂DYベンチャーズの3社が参画したことを発表した。

日本と世界を繋ぐエコシステムの創出

Cross Capitalは日本企業のイノベーション実装支援を目的として設立されたFoF。2023年12月に運営を開始した。世界30都市・1800社超のグローバルポートフォリオや独自の伴走支援の仕組みに加え、出向を活用した人材育成プログラムなどが高い評価を受けている。

また2024年度中に、東南アジア・欧州などを中心に、トップティアVC 5〜7社程度(最終的には10社程度)への投資コミットを行い、「DX」や「Sustainability」「Commerce」「Mobility」「Digital Health」などをはじめとした多岐にわたるセクターをカバーする見通しだ。

各業界を代表する企業が集う本基盤の更なる強化に向け、引続き事業会社からの参画を募り、日本と世界を繋ぐエコシステムを創るという。

「リアルとデジタルが融合した新たな価値」の提供へ

今回の出資における、各社の代表コメントは以下の通り(一部抜粋)。

パナソニック株式会社 CTRO 郷原邦男さん「Cross Capitalや世界の様々なVC・スタートアップ、そして他のLPである日系企業の皆さまと連携を深め、世界中のスタートアップエコシステムに積極的・継続的に関わりながら、幅広いシナジー創出を通じて更なる成長を目指して参ります」

JRE VENTURES マネージングディレクター 衛藤さん「Cross Capitalとの協創を通じ、私たちは未来を切り拓いていく強い意志を持つスタートアップ企業の技術・ビジネスモデルとJR東日本グループのネットワークを繋ぎ、リアルとデジタルが融合した新たな価値を提供するための起点となっていきます」 

HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND社長 徳久昭彦さん「Cross Capital I Limited Partnershipが持つ米国・欧州・東南アジア・中東など世界各地のトップティアベンチャーキャピタル(VC)との強力なパートナーシップと、多数かつ幅広いセクターのスタートアップへのアクセスの機会を通して、博報堂DYグループは幅広い海外スタートアップとの協業機会を得られ、新規事業の開発や成長を加速できると確信しています」

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Source: HuffPost