2024
08.31

タイの三輪自転車「サムロー」の起源

国際ニュースまとめ

タイの移動手段で真っ先に思いつくのは、タイのシンボルともいえるトゥクトゥクでしょうか。トゥクトゥクの最大の特徴は三輪ですが、タイにも昔ながらのサムローという三輪の自転車があります。「サム」はタイ語で「3」、「ロー」は「タイヤ」なので、サムローは三輪車という意味です。トゥクトゥクのことをサムローと呼ぶ人も少なくありません。

三輪の自転車サムローは、タクシーのように利用する庶民の足。中部ノンタブリなどでは今でも利用され、北部チェンマイなどでは観光用としても用いられています。

チェンマイで人力車「サムロー」に乗る

そんなサムローが最初に世に出たのは、1933年と言われています。ナコンラチャシマ (コラート) で、中国人商人が、自転車に2つの車輪を追加して使用したのが起源と言われています。

南部クラビのホテル「ソフィテル クラビ ポキットラー ゴルフ アンド スパリゾート」のロビーには、オーナーであるポキットラー家が1963年以来所有しているサムローが展示されており、その歴史も記されています。

なお、同様の三輪の自転車はアジア各国でも見られ、トライショー(マレーシア、シンガポール)やリキシャー(インド)などと呼ばれています。

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