09.14
【国際】中国紙「韓国は文化泥棒」
中国のポータル/情報サイトである網易は11日、かつての中国軍将兵を描いた中国におけるヒット映画作品が、韓国ではネットを通じた公開が延期されたと紹介した。記事は最後の部分で、韓国人は中国の文化を「盗み取った」ことを忘れているなどと論じた。
記事はまず、韓国とは異なる日本の状況を紹介した。取り上げたのは、2020年の夏休み作品として、中国国内だけでなく、全世界でも興行収入がトップになった「八佰」だ。同作品は日中戦争中の淞滬会戦(第二次上海事変)に絡んで、日本軍の攻撃に対して持ち場を死守した中国軍部隊を描いた。「八佰」の20年における興行収入は31億1000万元(約530億円)に達したという。
記事によると、21年6月には日本で「八佰」の上映が決まった。その後、11月12日に上映開始と発表されたという。日本での上映が決まった際には、多くの人が非常に驚いたという。
記事は次に、20年10月に中国で公開された「金剛川」を取り上げた。同作品は朝鮮戦争における中国軍の最終局面を描いたという。記事は同作品について、「さまざまな角度から、中国志願軍の堅忍不抜の犠牲精神と、どの場面でも最終的な勝利は困難であることを示した」と論評。人々を特に驚かせたシーンとして、中国志願軍の兵士らが、自らの体を使って橋となって大部隊を通過させた場面を紹介した。
記事によると、韓国では9月上旬に、「金剛川」が9月16日に、IPテレビ(インターネットを通じた有線放送に類似した映像配信)で配信されると発表された。ところが、韓国では反対の声が沸き上がり「金剛川」の配信は無期延期となった。
記事は別の事例として、21年公開の米国映画である「シャン・チー/テン・リングスの伝説」を取り上げた。同作品はいわゆる「スーパーヒーローもの」に属するが、多くの国で好評を得たにもかかわらず、韓国では多くの人が「痛罵」したという。原因は、米国作品ではあるが「中国の要素」が多かったことで、「中国映画」のように見えてしまったからという。
記事は、「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の事例を論拠に、韓国における「金剛川」に対する反発も、朝鮮戦争を題材にしたことが原因ではなく「中国映画へのボイコット」と主張。さらに、中国の映画作品、あるいは「中国の要素」が多い映画作品に多くの韓国人が悪評を寄せる際に「彼らは、自身が中国文化を『盗み取った』時の、(自らの)顔つきや行為を、ほとんど忘れているのだ」と主張した。(翻訳・編集/如月隼人)
Source:脱亜論
【国際】中国紙「韓国は文化泥棒」