2024
06.09

なぜ小林秀雄は「客観的な歴史」を嫌ったのか:『考へるヒント』の精神史

国際ニュースまとめ

※両氏の対談をもとに編集・再構成を加えてあります。

 

與那覇潤(以下、與那覇) 苅部直先生の『小林秀雄の謎を解く:『考へるヒント』の精神史』(新潮選書)は、文芸評論家の小林秀雄を、日本思想史家として再定義する試みです。

 小林の『考へるヒント』は1959年から高度成長期真っ只中の64年まで連載されました。戦時中には明治大学で日本文化史を教えていた小林は戦後、50年代の後半に起こったいわゆる「昭和史論争」を契機に、当時のことを思い出した…

Source: Foresight