2024
05.22

名作絵本「ねずみくんのチョッキ」誕生50周年。大ファンの菊池亜希子さんは“あの”装いで祝福

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「ねずみくんのチョッキ展」にお祝いに駆けつけた菊池亜希子さん(右)と作者のなかえよしをさん「ねずみくんのチョッキ展」にお祝いに駆けつけた菊池亜希子さん(右)と作者のなかえよしをさん

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世代を超えて愛される名作絵本「ねずみくんのチョッキ」の誕生50周年を記念する特別展覧会が5月22日、松屋銀座(東京)で開幕した。

ポプラ社刊の「ねずみくん」シリーズは、最新刊の「ねずみくんからのおくりもの」まで41作品、累計490万部を数える。

開幕式典には、子どものころからシリーズの大ファンだというモデル・俳優の菊池亜希子さんが駆けつけた。

菊池さんは真っ赤なニットのロングワンピースで登場。司会者から「衣装が印象的ですね」と声がかかると、「ねずみくんのチョッキをイメージして衣装を選びました。『チョッキ』にはだれかの思いが詰まっていると思います」と応じた。

ニットの服で思い浮かぶのは、「ねずみくんのチョッキ」のストーリーだ。ねずみくんがおかあさんからもらったお気に入りのチョッキを、少し体の大きい友だちが、次々に着ていく。最後には、ぞうが着ることになり⋯⋯⋯。

誕生50周年を迎えた「ねずみくんのチョッキ」誕生50周年を迎えた「ねずみくんのチョッキ」
「ねずみくんのチョッキ」から「ねずみくんのチョッキ」から

菊池さんは、幼いころに通っていた児童館で、「ねずみくん」シリーズの絵本を読んでいた思い出を披露した。

現在は4歳と6歳の子どもを育てており、「子どもたちは、成長していっても、何度も『ねずみくん』シリーズを読んでいます。私の母も『なつかしい』と言って、最後には自分が笑っちゃう。歳を重ねても、まっさらな気持ちで入れる絵本です」と語った。

なかえさんは50年間を振り返り、「まだ20歳のころ、『星の王子さま』の『大切なものは目に見えない』という言葉がこびりついちゃって、目に見えないものをずっとテーマにしてきた」と思いを語った。

「ねずみくん」シリーズは、なかえさんが物語を考案し、妻の上野紀子さんが絵を描くという共同制作で世に送りだされてきた。上野さんは2019年に亡くなったが、その後もなかえさんは、上野さんが残した絵をパソコンに取り込み、編集するというスタイルで、新しい作品を生み出し続けている。

松屋銀座での特別展覧会は6月3日まで。シリーズ全作品を紹介するほか、原画やスケッチなど約200点を展示する。

会場入り口では、ねずみくんと、仲良しのねみちゃんの立体オブジェが来場者を迎えてくれる。

自分でオリジナルの一冊が作れる絵本「ねずみくん もういいかい」を会場限定で販売するほか、図録や限定グッズも充実。200種類以上のアイテムが集合しているという。

入場料は一般1800円(前売り1500円)、中高生1300円(同1000円)など。展覧会の公式サイトでチケットを買える。東京での展示終了後、全国を巡回する予定。

ポプラ社は50周年記念サイトを開設。公式X(@poplarsha)やInstagram でも情報を発信している。

「ねずみくんのチョッキ展」開幕式典でテープカットする菊池亜希子さん(右)と作者のなかえよしをさん「ねずみくんのチョッキ展」開幕式典でテープカットする菊池亜希子さん(右)と作者のなかえよしをさん
特別展覧会の入り口では、ねずみくんとねみちゃんがお出迎え特別展覧会の入り口では、ねずみくんとねみちゃんがお出迎え
特別展では「ねずみくんシリーズ」の原画などを紹介する特別展では「ねずみくんシリーズ」の原画などを紹介する

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Source: HuffPost