2024
04.12

1日おきのセックスが、突然8カ月に1回に。交際8年のカップルが、セックスレスに陥った理由

国際ニュースまとめ

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セックスレスの結婚生活は多くの場合、秘密や恥に包まれていることが多い。しかし長い間一緒に過ごしてきたカップルの多くは、どこかの時点でセックスレス期間を経験するだろう。

ビバリーヒルズを拠点に活動する心理学者でセックス・セラピストのシャノン・チャベス氏は、セックスレスを経験しないカップルよりするカップルの方が多いと語る。

「セックスレスについて、カップルが会話をしたり、考えや感情を共有したりすることはほとんどなく、代わりにパートナーの直感を憶測している」と話す。

「私たちは性欲の浮き沈みがあることをオープンにし、それを正常化することで、セックスレスをタブー視しないようにしなければならない」

ストレスや一部の薬、子どもや健康問題など、様々な要因が性欲に影響を与える可能性がある。そしてもちろん、性行為をほとんどしなくても全くもって幸せなカップルも存在する。

しかし、肉体的なつながりを大切に思う人にとって、セックスレスに伴いがちな孤独感や拒絶感は苦痛となりうる。

チャベス氏は「セックスレスであることは、(人によっては)苦痛の原因となり、パートナーから切り離されたり、触れ合いや愛情に飢えていたりするように感じます。セックスは、全体的な健康と幸福の重要な部分なのです」と説明した。

ハフポストUS版は、実際にセックスレスを経験したカップルに、セックスレスになった原因や、その期間に感じたこと、どのように関係を修復したのかを聞いてみた。

※回答は編集・要約されており、プライバシー保護のため、回答者の名字は省略しています。

【交際8年、マークさん(27歳)カップルの場合】

僕が軍隊を除隊して半年後くらいから、パートナーとセックスの問題を抱えてきた。1日おきにセックスしていたのが、突然8カ月に1回になった。8カ月の空白期間の後、季節ごとに1回、もしくは2回になった。この3年間はお互い学校に通い始めたので、最悪だった。

これ以上話す前に言っておくが、すべてが彼女のせいではない。他のカップル同様、僕らはケンカもしたし、僕が交際初期にバカなことをして、それが今も彼女を悩ませ傷つけている。

その間に、僕たちの間には徐々に距離ができ始め、一緒にいても楽しくなくなり、イライラしたり憤りを感じたりするようになった。彼女のニーズや欲求が読めなくなり、そのせいで自信を失った。セックスレスのせいで彼女を恨むようになり、さらにはそれが、彼女に対する気持ちにまで影響を及ぼし始めた。

僕たちは会話を試み、何年もかけて徐々に、なぜセックスをしなくなったかが分かってきた。

それは、彼女にとってもう、セックスは楽しいものではなくなっていたからだった。セックス中やその後の痛みや、面倒に感じたり、避妊ピルの影響でその気になれなかったり、修士課程の勉強で疲れ果てストレスが溜まっていたり…といった原因からだ。する回数は少ないものの、彼女はセックスのたびにオーガズムを感じる(ときには何度も)と言っていた。でもそれはあまり慰めにはならなかった。

この頃の僕の自信や自尊心は最悪だった。彼女を肉体的に満たしてあげられず、男として劣っていると長い間思っていた。そして次第に、彼女が浮気しているか、僕に肉体的な魅力を感じていないかと疑うようになった。

僕の誘いが何度も拒絶された後、自分の中で何かのスイッチが切れ、彼女を性的なパートナーとして見られなくなった。ただの友達になった。

どうにか気にしないようにしたが、物事を完全に終わらせるには彼女を愛しすぎていた。どうやって浮気せずに自分を性的に満たせば良いのか分からなかった。その愛と憎しみと恨みのマインドセットから抜け出せず、嫌だった。

ようやく状況が変わったのは、上の階に新しい住人が引っ越してきてから2カ月ほど経った頃だった。ある晩、この住人が大声をあげてセックスをしていた。

彼女は怒り、僕の方を振り向いたが、おそらく見えたのは怒りではなく嫉妬に満ちた表情だっただろう。

翌朝、彼女はセックスに対する思いを僕に打ち明けた。僕が去るのを恐れていること、セックスをしたいと思えるようになりたいけど、ストレスと避妊ピルの影響で今はそう思えないこと、僕が浮気するのではないかと不安なこと、セックスをしていなくて申し訳ないと思っていること、そしてそれは彼女に「セックスしなければ」と感じさせ、さらにストレスになること、そして日々その繰り返しだということ。

幸運なことに、僕はその夜ネットでセックスレスの人の話やアドバイスを読んでいた。だからそのとき、そこで読んだことを実践してみた。

僕は彼女に、決して別れないし、浮気もしないと説明した。ストレスや避妊ピルの問題は理解しているし、不安を理由に僕とセックスをして欲しいとは決して思わないと伝えた。

でも、僕も自分の気持ちに正直に、彼女に性的な魅力を感じなくなったと話した。

僕らはしばらく話をしたが、正直なところ、それがターニングポイントの1つになったと思う。僕はまた自分から誘うようになった。それでもセックスには至らなかったけど、断られてもお互いがそれを理解し受け入れていたので、誰も傷つくことはなかった。

僕らのセックスライフは改善されていない。実際、あの会話以降もセックスはしていない。でも、2人の関係はずっとよくなった。お互いを理解し、より上手くコミュニケーションをとり、また一緒に笑い、彼女からスキンシップをとるようになり、以前よりキスするようになった。

だから、今現在、僕らはまだ軌道には乗ってないけど、軌道に戻りつつある。そしてもうすぐ改善されると本当に思っている。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

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Source: HuffPost