2024
03.13

「平等」な社会のための遺伝学

国際ニュースまとめ

ハーデン教授が遺伝学の研究に至ったきっかけとは 写真:筆者提供

 テキサス大学心理学教授のキャスリン・ペイジ・ハーデン氏は、これまで科学者が「優生学の擁護」の誹りを免れようとタブー視してきた「遺伝と平等」の問題に真正面から切り込んだ。同氏の新著『遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる―』(新潮社刊)は、遺伝的差異を根拠に社会的不平等を正当化する優生学とも、遺伝学的差異に目をつぶることで結果として社会的不平等の是正を妨げてしまうゲノムブラインドネスとも異な…

Source: Foresight