2024
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02.11
<北朝鮮内部>外貨不足で中国元が急騰 前週比10%高で初の1400ウォン台 地方の対中貿易「カネなくて輸入できない」と不振
◆脱北者の家族に資金融通頼む貿易会社
両江道の協力者によれば、資金難に苦しむ両江道の貿易会社は、脱北して韓国や日本、米国に住む家族や親戚がいる家を訪ね、貿易資金への融資や共同投資を勧誘しているという。海外の親族から地下送金を受けているのを知っているのだ。保衛局(秘密警察)が韓国との繋がりを厳しく取り締まっているため、貿易会社の中には、資金を融通してくれた場合、入社させるなどして当局の調査が及びにくいよう便宜も図ってくれる会社もあるという。
現在北朝鮮の貿易は、輸出入する品目を国家が管理統制し、輸入した物品の国内流通もほとんどが国営流通機関で行っている。貿易会社の裁量はコロナ前と比べて大きく減じられた。ゼロコロナ政策が撤廃されて以降、貿易が活発なのは西海岸の新義州(シニジュ)と南浦(ナムポ)に限られており、地方都市の対中貿易は低調なままのようである。(カン・ジウォン)
※アジアプレスでは中国の携帯電話を北朝鮮に搬入して連絡を取り合っている。
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Source: アジアプレス・ネットワーク
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