08.18
【経済】今週、韓国の半導体メーカーに危機到来か
8月15日、日本は終戦記念日で韓国では「光復節」である。
今年の8月15日は日曜だったため、8月16日(月)は振替休日となった。おかげで今週は火曜日から株価が動くわけだが、今週はとても面白い流れになる可能性がある。
先週金曜まで韓国の証券市場は大荒れであった。
韓国株市場の大黒柱と言える時価総額1位のサムスン電子と2位のSKハイニックスの株価が大暴落したからだ。
先週、KOSPI(韓国株価指数)は、3170ポイントまで落ち込んだ。週間で3%下落である。特に、半導体株が暴落した。
面白いのは、先週1週間で外国人は7兆ウォンを売り越し(内訳としてはサムスン電子株5兆6000億ウォン、SKハイニックス株2兆ウォン分)、韓国の東学アリ(個人投資家)たちが8兆ウォン以上買った。
だが、外国人と共に国民年金基金が韓国株を売り越したせいで、KOSPIは下落したのだった。
年初10万ウォン台を期待していたサムスン電子株は先週8%急落し、7万4000ウォン台にまで落ち込んだ。SKハイニックスも13%急落した。
昨年「東学アリ」たちは、サムスン電子株をはじめ、新型コロナリスクにより暴落した株を買い漁った。
昨年は早く株価が回復したため、株で儲けた個人投資家も増え、国民の大多数が株投資に参加するようになった。
だが、今年は外国人投資家(外国のヘッジファンドなど)はサムスン電子の普通株を2億2841万株も売った。
特に、8月13日はたった1日で3155万株を投げ売りした。
このようにサムスン電子株を売り飛ばした結果、外国人投資家の持ち株比率は、2年8か月ぶりに最も低くなっている。
結果、「サムスン電子株」の価格は低迷した。
昨年末から「2021年は半導体のスーパーサイクルの年」ということで、年末から2021年1月まではサムスン電子はうなぎ上りであった。
そんな上り調子だったサムスン電子が今年に入るとずっと低迷し、李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が逮捕された後は、オーナー不在の「オーナーリスク」と囁かれた。
いくらサムスン電子がグローバル企業であっても、やはり先頭で指揮を執るオーナーが刑務所に入っているようでは、株価もなかなか上がらないというわけだ。
だからと言ってサムスン電子の業績が悪かったわけではない。
そのため、8月15日を迎えて、もしかしたら大統領が特赦をするのではないかと、韓国ではかなり期待されていた。
韓国では大企業のオーナーが不正などで刑務所に入っても8月15日には特赦で無罪放免にする慣例があったからだ。
以下ソース
Source:脱亜論
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