2023
11.29

「中国に日本のコメを食べてもらおう」が甘い考えである理由――「ジャポニカ米」国際市場の最新動向

国際ニュースまとめ

国内市場を整えてきた中国のコメは供給過剰傾向にある[[三亜海棠湾水田国立公園のデモ田で育つスーパーハイブリッド米。この公園では、中国の稲作の科学技術開発が展示されている=2019年4月11日、中国・海南島](C)EPA=時事]

 国内においてコメの需要量は、年間10万トンのペースで減っている。ここまで減った原因は、食事の洋風化、低糖質ダイエットの流行、高齢化、人口の減少などさまざまある。今後、減少のペースは加速こそすれ、低下することはないだろう。

 コメを…

Source: Foresight