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令和5年秋の外国人叙勲受章者、タイから4名
日本政府は2023年11月3日、令和5年秋の外国人叙勲受章者を発表しました。タイからはCPグループ上級会長のタニン・チャラワノン氏(Mr. Dhanin Chearavanont)、元モンクット王工科大学ラカバン校学長のプラキット・タンティサノン氏(Dr. Prakit Tangtisanon)、 タイ電子取引開発機構(ETDA)長官のチャイチャナ・ミッパン氏(Dr. Chaichana Mitrpant)、チュラロンコン大学政治学部教授のスリチャイ・ワンゲーオ氏(Prof. Surichai Wun’gaeo)の4名が受章しました。
タニン・チャラワノン氏(Mr. Dhanin Chearavanont)
タイ国においては、タニン・チャラワノン氏(現チャロン・ポカパン(CP)グループ上級会長が「日本・タイ間の経済交流の促進に寄与」した功績により、旭日重光章を受章しました。
(功績概要)
タニン・チャラワノン氏は、長年にわたりチャロン・ポカパン(CP)グループの経営者として、多くの日本企業と協業を実施し、日本企業の事業展開、並びに日タイの経済関係強化に重要な役割を果たしました。
また、タイ国内各地にある食品販売店において、日本の食品を販売し、日本の食文化を積極的に発信することで、日本食文化の普及・発展にも大きく貢献しました。
プラキット・タンティサノン氏(Dr. Prakit Tangtisanon)
タイ国においては、プラキット・タンティサノン氏、 元モンクット王工科大学ラカバン校学長が、「日本・タイ間の学術交流及び相互理解の促進に寄与」した功績により、旭日中綬章を受章しました。
(功績概要)
プラキット・タンティサノン氏は、平成10年から平成16年の間、モンクット王工科大学ラカバン校学長を務め、日タイ協力の円滑な推進に重要な役割を果たしました。また、令和元年から令和4年の間、タイ王国元日本留学生協会会長として、日本留学生の増加や元留学生のネットワーク化に貢献しました。さらに、平成20年から平成24年の間には、アセアン工学系高等教育ネットワーク事務局長として、日アセアンの教育交流に貢献しました。
チャイチャナ・ミッパン氏(Dr. Chaichana Mitrpant)
タイ国においては、チャイチャナ・ミッパン氏(現タイ電子取引開発機構(ETDA)長官が「情報通信分野における日本・タイ間の協力関係の促進に寄与」した功績により、旭日中綬章を受章しました。
(功績概要)
チャイチャナ・ミッパン氏は、タイ電子取引開発機構(ETDA)長官等として、日ASEANサイバーセキュリティ能力構築センター(ASEAN-Japan Cybersecurity Capacity Building Centre、略称AJCCBC)の設立及び約4年間にわたるセンターの運営に大きく貢献し、サイバーセキュリティ分野における日ASEAN間の関係強化に向けて極めて重要な役割を果たしました。
スリチャイ・ワンゲーオ氏(Prof. Surichai Wun’gaeo)
タイ国においては、スリチャイ・ワンゲーオ氏(現国立チュラロンコン大学政治学部教授)が「タイにおける日本研究の発展及び日本・タイ間の相互理解の促進に寄与」した功績により、旭日小綬章を受章しました。
(功績概要)
スリチャイ・ワンゲーオ氏は、日本とタイの間で生じた諸問題について、長年にわたり社会学の専門的見地から、著作、論文、ソーシャルメディア・ネットワークを通じ、双方の社会と国民に対し、助言や提言を行ってきました。
また、タイにおける日本研究者間のネットワーク拡大を目指し、日本研究ネットワーク・タイランド(JSN-T)創設に尽力し、研究者の後進育成にも貢献しました。
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