2023
10.06
10.06
なぜ司法は酒鬼薔薇聖斗の事件記録を捨てたのか――「知る権利」の蚊帳の外に置かれる少年事件
最高裁は資料の廃棄を謝罪したが、少年事件の記録が国民の目に触れない現状は何も変わっていない[深々と頭を下げる最高裁の小野寺真也総務局長(右)=2023年05月25日](C)時事
少年Aこと、酒鬼薔薇聖斗の全ての事件記録を、私たちが知らない間に裁判所が捨てていた。その事実に、多くの人が驚いた。
だが一方、当の裁判所も、世間の反応に驚いたのではないだろうか。
何を今さら? そもそも、捨てて何が悪いの? と。
むしろ記録を廃棄することは、裁判…
Source: Foresight