2023
05.23
05.23
中国「日本人拘束」の裏で力を増す「2人の陳」と「国家安全閥」
相次ぐ拘束事件の背景には、究極の「忖度政治」と「恐怖政治」という習近平体制の本質がある(C)EPA=時事
中国で「反スパイ」容疑で拘束される日本人が後を絶たない。そうした中、3月に着任した中国の呉江浩駐日大使は4月28日、都内の日本記者クラブで会見し、「私に言わせれば、反省すべき、手を引くべきは、これらの人を使って中国でスパイ行為をさせている人であり、機関だ」と、拘束に対する批判に反論した。
スパイ摘発を統括する情報機関である中国国家安全部は、中国…
Source: Foresight