07.13
【コラム】韓国人が羨ましい…『アナログ』な日本のワクチン接種システム
https://www.hankyung.com/thepen/lifeist/article/202107112618Q
コロナワクチンの接種案内書を受け取った。
日本人の妻は先週受け取ったが筆者は受け取れず、内心外国人差別ではないかと恨めしさを感じたが、接種案内書をよくよく読んでみると、管内の外国人たちは別途日付を指定して一括発送したと区役所で明らかにした。
サイトに入ってみると、外国人たちのため自動翻訳に変わるなど、差別化のための配慮と自分なりに慰めた。
郵便で到着した厚みのある接種案内の書類を開いてみると、計6枚の書類が入っていた。
韓国の事情は正確に知らないが、ラジオを通じて聞いたワクチンの接種手続きはスマートフォンを通じて誰でも分かりやすく手続きを踏むようだが、ここでは一先ず書類からで頭が痛い。
書類の種類は計6枚で、以下の通りだ。
1.新型コロナ接種に対する案内
2.ワクチン接種券ステッカー
3.ワクチン接種予診表2枚(1回目用、2回目用)
4.予防接種説明書2枚(ファイザー用1枚、モデルナ用1枚)
ワクチン接種は大きく3種類の方法で、1つ目は区役所などで運営する集団接種予約で、自分と近い場所を選択することができ、各区別に異なるが20ヶ所前後だ。しかし、現時点でホームページを通じて接種可能な所は『0』だ。
2つ目は区指定協力医療機関で個別的に予約を進行するもので、病院で1日に接種可能な患者は6~20人前後だ。病院毎に違いはあるが、病院を初めて訪れる初診患者はできない場合もあり、一部を除いて直接訪問や電話で確認しなければならず、受付を中断した所もある。
特に一部病院の場合、予備診療を医師の面談で進行して診療費を請求する所があり、厚生労働省のホームページでは「予診費の賦課は認めない」という文が明示されている。
3つ目は防衛省・自衛隊で運営する大規模センター予約の方法だが、ウェブサイトやLINEを通じて申請することができ、居住地域と関係無しに東京センターと大阪センターを運営中だ。去る金曜日午後6時から2次受付を実施したが、開始1~2分も経たずに締め切られてしまい、接種予約に失敗した。
メディアでは先日の日米首脳会談を通じてワクチンを確保したと大きく報道したが、実際の需給には足りず、東京オリンピックを控えた現時点で接種対象の通知を受け取ったが、円滑な接種は行われていない。
ワクチン不足は単に日本だけの問題では無いので見過ごすことはできるが、アナログ的な接種システムは理解が難しい。
学校の家庭通信文を紙で伝達して、Eメールアドレスが無い保護者たちも多い日本国民の目の高さに合わせた行政かもしれないが、『コロナパンデミック』以降デジタル社会への適応速度が国家の危機対応能力を判定する基準になった。
ワクチン接種のためコンピュータの前に座って消費した時間も5~6時間になるようだ。個人のこのような不必要な時間の無駄は結局国家的にも大きな損害だ。
異国で接する韓国の多くのイシューとニュースはいつも騒がしいが、むしろ健全な批判世論を通じて国家機関を緊張させて、一緒に参加して提案する国民性がデジタル市民革命を導いている源泉であるようだ。
Source:脱亜論
【コラム】韓国人が羨ましい…『アナログ』な日本のワクチン接種システム