04.19
タイ、「ケバヤ」を無形文化遺産に推薦
タイは、伝統的なケバヤの衣装を、他の東南アジア諸国とともに、ASEAN4カ国に共通する無形文化遺産としてユネスコに推薦することを提案しました。タイ国営メディアNNTが2023年4月18日に伝えています。
タイ首相府のラチャダー・タナーディレーク副報道官によると、タイでケバヤは、南部のタイ・プラナカンのコミュニティで主に着用されています。プラナカンとは、15世紀後半からマレーシアに移住して根付いた中国系移民の末裔のこと。
副報道官は、この提案は、文化遺産の保護を奨励し、国のソフトパワーを促進し、東南アジア諸国間の文化協力を強化することを目的としていると述べています。
タイを含めたASEAN5カ国は、ケバヤに関する知識、技術、伝統、慣習を強調した報告書をユネスコに提出しました。タイの報告書には、ケバヤ作りを若い世代に継承すること、ケバヤを伝統行事や祭りの服装として普及させること、ケバヤに関するノウハウを保存・公開すること、コミュニティレベルでの保護活動を政府・民間セクターから支援することなどの取り組みが詳細に記載されています。
ケバヤは、タイをはじめとするASEAN諸国で着用されている伝統的な服装です。プーケット、パンガー、ラノーン、クラビ、トラン、サトゥーンに住むタイ・プラナカンのコミュニティの伝統的な服装とされ、公式行事やレクリエーション、お祭りでよく着用されます。
タイでは、ケバヤは2012年に国の無形文化遺産に認定され、職人、デザイナー、企業組合、コレクター、パフォーマンスアートグループなど、さまざまなコミュニティとのつながりがあります。
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Source: タイランドハイパーリンクス