07.03
【韓国】ファイザー製ワクチン打てる…大学入試の模擬試験に申請者殺到=半数が25歳以上、中には50代も
記事によると、28日に韓国では9月に実施される大学修学能力試験(日本のセンター試験に相当)の模擬試験の受け付けが開始されたが、一部の予備校では受付サイトの開設から1分も経たずに申請が締め切られる事態が起きた。通常は10日間ほどの申請期間を設けているため、早期に閉鎖されるのは異例だという。記事は「教育、防疫当局が大学受験生にファイザー社のワクチンを接種することを決定したが、既卒者の場合は9月の模擬試験の受験者を対象にしていることが影響している」と報じている。
新村にある予備校・鍾路学園によると、この日の申請者のうち25歳以上の割合は49.7%で、20歳以上25歳未満の割合(46.2%)よりも多かった。40歳以上も1.9%存在し、中には50歳の申請者もいたという。20年は新型コロナウイルスの影響で外部の学生の申請を受け入れなかったが、2年前の割合(20歳以上25歳未満は73.6%、25歳以上は22.6%)と比較すると完全に逆転しているとのこと。
鍾路学園のイム・ソンホ代表は「22年度に37校の薬学部が6年制の学部を新設するため、社会人の受験者が増えることは予想されるが、40代や50代がこれほど多いのはワクチンの影響とみるべき」とし、「本当に修学能力試験を受ける必要のある受験生が申請できず、9月の模擬試験を受けられない可能性もある」と話しているという。
これに対し教育当局は、「9月の模擬試験の受験者に対する優先接種と、40代以下の国民への接種は双方とも8月から始まるため、虚偽の申請による影響は大きくないと思われる」と説明。「30代や40代の人も修学能力試験を受けることはあるので、年齢だけで虚偽の申請者だとは判断できない」としている。記事は「もしも虚偽の申請者が実際にワクチンを摂取した場合、模擬試験には1万2000ウォン(約1177円)の受験料がかかるため、国民の中で唯一有料接種が行われたことになる」と伝えている。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「本当に受験が必要な学生が申請できない状況にはしないでほしい。あり得ないでしょ」「まさに『ワクチンこじき』だ。なぜこんなことになったのか」「こういう事態が起きることはいくらでも想像できたはず。気付かないのは公務員だけ」「政府はまた争いの種だけまいて、さっさと逃げたな」「国民全員がファイザーやモデルナのワクチンを打ちたがってるのに、政府が質の低いワクチンを半強制的に接種しようとするからこうなる」など、怒りや不満の声が相次いでいる。(翻訳・編集/丸山)
Source:脱亜論
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