2022
11.06
11.06
<北朝鮮内部>ようやくコロナワクチン接種開始 中国製を北部地域から 国境貿易再開に期待高まる
◆今さらワクチン必要なのか?
両江道(リャンガンド)の恵山(ヘサン)市B氏も11月に入り次のように伝えてきた。B氏は商売をしている。
――いつから接種が始まったのか?
B 皆がコロナに罹ったので、もうワクチンを打つ必要はなくなったと(当局が)宣伝していたのに、急にコロナの予防注射をするといって9月末から接種が始まった。住民たちは、コロナは風邪みたいなものだという認識なので、風邪の予防注射みたいなものだと思っている。
――接種はどのような方法で行ったのか?
B 人民班別に担当医師が来て打ってくれた。対象は17歳から65歳までで、ひとつの人民班が終わったら次の人民班で打つやり方。
――どこの国のワクチンなのか?
B 中国の注射だった。インフルエンザの注射も打ったがそれも中国製。腸チフスの注射は国産だった。
――人々の反応はどうか?
B もうこれでインフルエンザにもコロナにも罹らないと期待している。予防注射をしたのはすぐにでも中国との国境を開くためだという噂が流れていて、早く貿易が再開して商売が活性化してほしいと期待が大きい。
米国の「自由アジア放送」(RFA) も11月1日付けの記事で、中国との隣接地域でコロナワクチン接種が始まったと伝えている。
なお記事中で2人の協力者はコロナに感染したと語っているが、ほとんどの地方都市ではPCR検査が行われた様子はなく、正確な感染判定はできていないと思われる。発熱と風邪のような症状の有無で住民たちは判断している。
※アジアプレスでは中国の携帯電話を北朝鮮に搬入して連絡を取り合っている。
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Source: アジアプレス・ネットワーク
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