09.27
【SRPG】トライアングルストラテジー 妄想キャラクタ紹介(ロラン・グリンブルク)
※ 内容を記述しますので、ネタバレにご注意ください。
物語を読むとき、妄想って結構大切ですよね。
特によく作られた物語は世界観やキャラクタの背景がしっかりしているので、描き切れないキャラクターの背景が物語を厚みを作ってくれます。
用意された性格を自分なりに、解釈(妄想してみました)
第2話を終えた段階での妄想になります。
妄想キャラクター紹介(ロラン・グリンブルク)
今回紹介するのは、金髪碧眼の男ロラン・グリンブルクです。
ファミリーネームから解るようにグリンブルクの王族につらなります。
グリンブルク王の第2王子にあたります。
第2王子というのが、メタな意味で仲間になるには都合が良いというも有りますが、第2王子だからこその葛藤が有りキャラクタとしての深みがあります。
現代社会だと次男だとか長男だとかあまり関係なくなってきてしまっているので、小説などを読まないとピンと来ないかもしれませんね。
私の場合には、妻が長男を産んだ時に義母の友人から「役目を果たしたね」なんて言われたので、まだ若干古い考えが残っていました。まぁ田舎ですからね。
時代劇などでも暴れん坊将軍は貧乏旗本の三男坊だったりしますし、婚活中の女性で条件として長男は無しなんていれる昭和な考えの人だとロランが第2王子ってだけで、すんなりロランの苦悩とかも想像できてニヤリってなるのでしょうね。
ロランの「麗しき薄紅色髪の姫よ、彼がいれば安全です」とか言ってしまうところに彼の自由奔放さが現れているのではないでしょうか。
次男坊は自由奔放なのです。だから友人の妻になる人を一目みようと重要な行事をすっぽかして馬を走らせて港まで来てしまいます。
ただ、この自由奔放さは無責任からではなく、第一王子を尊重する周りに対するアンチテーゼなのが、ロランという登場人物の魅力で有ることは間違いありません。
ロランの身辺警護を任されている親衛隊から苦言を呈されるのですが、その時も「それに・・・俺は第二王子だ。たとえ、なにがあっても父親も兄も・・・誰も困らない」と言葉を噛み締めるように言い放ちます。
この、言葉が彼の本心の一つでは有るようです。ただそれでいてどこかで国を統べる物としてどう振舞うべきか、どういう統治者になりたいかなど理想を持っているような言動が時折現れます。
それが彼の野心であり、諦めでも有ると思うとどこかで報われることを願ってしまいます。
なんとなくですが、現在の王である父はそれをわかっているのであえて放任しているようにも受け止められます。
もし、王がロランの自由な行動を望まないのであればもっと厳しく縛り付けるはずですから王もまたロランの苦悩を理解しているように思えます。
しかしそんな王の気持ちもロランには届いていないようで、王の振る舞いを批判してしまいます。
恐らくは1領主である、シモンと同じ様な事を求めているでしょう。
ですが、シモンは1地方の領主でしか有りませんし領主であるが故に武勲によって評価されるので領民からも慕われております。
国民の細かいところは領主に任せ国全体を見る王にシモンと同じものを求めてしまうところにロランの未完成さ青さがあるのでしょう。
兄である第一王子から、セレノア・ウォルホートに関して「有能ならば勝手させないように監視を、無能なら利用しろ」と言われてロランは激怒します。
この第一王子の言葉の裏には王の意向ではなく、御三家をよく思っていない他の側近の思惑が有りそのように教育されたのではないでしょうか。
それに対して真っ直ぐなロランは激怒するところに人間味を感じます。
兄とのいざこざの後、気を紛らわす為に師匠に稽古を付けてもらいます。
こういう熱い面!良いですよね。優等生なセレノアよりもむしろ王道の主人公らしくも感じてしまいます
ただ、師匠には見抜かれていて太刀筋に雑念が見えると指摘されてしまいます。
そこからの相談に入るのですが、師弟愛良いです。
周りには良き理解者が多いですから、きっとロランいづれ第2王子としてやるべき事を見つけるのではないでしょうか。
今は自由気ままな次男坊としてセレノアと共に歩くようです。
Source: 妻にかくれて狩ぐらし