09.10
【SRPG】トライアングルストラテジー 妄想キャラクタ紹介(セレノア・ウォルホート)
※ 内容を記述しますので、ネタバレにご注意ください。
物語を読むとき、妄想って結構大切ですよね。
特によく作られた物語は世界観やキャラクタの背景がしっかりしているので、描き切れないキャラクターの背景が物語を厚みを作ってくれます。
用意された性格を自分なりに、解釈(妄想してみました)
第一話を終えた段階での妄想になります。
妄想キャラクター紹介(セレノア・ウォルホート)
このイケメンな主人公を一言で表すなら、優等生だろう。イケメンで優等生な主人公はなかなか珍しいのではないだろうか?
一般的に読み手の等身大に主人公を設定する方が多いので優等生よりも、ちょっと抜けていたり欠点がある方が好まれるように思えます。優等生って大抵はライバル役やモブにされてしまいますよね。
私の嫉妬心で優等生の主人公の作品を見てないだけかもしれないですけど(笑)
ですが、今回の主人公は優等生です。
まずは、このセレノアがどれだけイケメンの優等生か紹介していこうと思います。
物語は主人公をが活気に満ちたとある街を歩くところから話が始まります。
主人公が歩くと子供や町の人々から声を掛けられます。
ここからも、領主シモンが塩鉄戦争の単なる英雄だけに留まらず、領内の良き統治者として領民から尊敬されており、その子セレノアもまた領民から愛されてる様子がうかがえます。
セレノアは時に領内の子供たちと同じ視線に立って遊んだり、狩りに行った帰りには獲物を領民に分け与えたりと日ごろから親しく接してきたのではないでしょうか。
執事のベネレクトが登場してくるのですが、第一声は「やはり、街にいらっしゃいましたか」でした。この事からも、セレノアは日常的に街に出てる事がわかります。
顔の見える統治者は理想ですよね。将来はセレノアも父親シモン同様に良き統治者になるのでしょう。
それゆえに、今回の結婚は領民からも歓迎され祝福の言葉を掛けられています。
ですが、そうは上手くいかないのも現実で良き統治者はときに他の支配層からは妬まれたり敵意を向けられたりします。
父シモンは塩鉄戦争の英雄として国王からも国民からも一目置かれているでしょう。しかも領民からも尊敬を集めていると言うことは、時に領民の為にその英雄としての発言力の使ってるかもしれません。
他の支配層の人間が領民に対して理不尽な仕打ちをした際には苦言を呈する事さえあったかもしれません。
そういった、領民の事を考えての発言も時にそれが他の野心家の支配層との軋轢を作っている可能性はあります。今後そういった話が出てくるかもしれません。
先ほど結婚の話を書きましたが、ここでもこの作品の表現の上手さが出てきます。
会話の中では結婚という言葉は出てきません。
「若様ご結婚おめでとうございます!」
でも良いのですが少々無粋です。これをこう表現しています。
「若様この度はおめでとうございます。これでウォルホート領も安泰ですね」
「今日いらっしゃるのですよね、我々も歓迎の準備をして待ってますから」
という形で直接言わずに結婚をほのめかすところに秀逸さを感じます。
この表現が、どうやらふれまわってる人間おしゃべりな人間がいるみたいだぞ!!っと繋がっていきます。
実際にエラドールが喜んでふれまわってるらしいのです。恐らくはウォルホート家に仕える誰かなのでしょうが、そのエラドールからも愛されているんでしょうね。
エラドールがふれ回る事に対して、執事のベネディクトは「叱っておきます」というのですがセレノアは
「この件は、我がウォルホート家だけでなくグリンブルク王国にとっても大事だ!!だが、隠す事でもあるまい?」
とフォローします。
ここら辺も、仕える人に対しても配慮する優等生なイケメンっぷりを発揮します。
そして、どうやら嫁いでくる人の出自になにか裏があるようでベネディクトが心配そうにするのですが「私は、次代の領主としてしっかり受け止め、答えたいと思う」と芯の強いイケメン優等生を発揮します。
場所が変わって、港に着いたセレノアの前には盗賊に襲われそうになっている2人の女性がいます。
薄紅色の髪は女性がフレデリカでセレノアの妻になる女性になのですがとても魅力的なキャラクターの1人なので別途紹介いたします。
さて、盗賊に襲われてる女性を見かけてタイミングよく颯爽と現れるセレノアです。
正義の為に力を使う優等生です。
「盗賊ども、よってたかって女性を襲うとは恥を知れ!!」
こんなセリフが咄嗟に出てくるところ、芯からイケメンなんですよ!!
私からは絶対に出てこない言葉ですね(笑)
恐らくは、これまでも大なり小なり正義の為に力を使ってきたのでしょう。例えば盗賊や無法者を追っ払うのみならず、他の支配層の品行の悪い部下が領民に対して理不尽な行為をしていた場合にも、怯まずに鉄槌を下したこともあるのではないでしょうか?
父シモンや部下達もそのように育ててきたでしょうし、もしそうした行動が問題になった時に公平にみて相手が悪い場合であれば、筋を通してたなんて話も過去にはあったかもしれないですよね。
ちなみに、この盗賊団も良い味を出しています。
セリフからして「このオレ、トラヴィスと、娘のトリッシュ…大盗賊団トラヴィス一家に出会ったのが運の尽きよ!!」とか自分で名乗ってしまうバカっぽさが、ステレオタイプな如何にもな悪役なんです。
倒した後の流れも、盗賊団の棟梁いい味を出しているんですよね!!名前があるという事は再登場が有るかもと期待しています。
悪ぶりながらもセレノアを味方して、照れながら「自分の筋を通したまでよ!!」とか言ったら胸熱展開ですね!!
父シモンから、今回の結婚の話を聞くことになります。
かいつまんで話すと、フレデリカとの結婚は、グリンブルクとエスフロストの政略結婚になります。
関係強化が目的なのですが、その一方で強い結束を求めてはいません。というのも塩の排出国、聖ハイサンド大教国を牽制はしたいですが、将来状況が変わった時に切り捨てられる事も視野に入れいます。
その為、グリンブルグの王家ではなく1領主の息子、相手のフレデリカもエスフロスト
家の側室の娘です。しかもローゼル族の血を引いています。
※今の段階ではローゼル族の血が何を意味するかは判っていないのですが、何かネガティブな要素が有るようです。
恐らくここにはウォルホート家を煙たく思うグリンブルグの重臣の思惑も絡んでいるとは思われます。
そんな話を父親から聞かされるのですが、「しかし、国や他人の思惑がどうあろうと、私はウォルホートの何恥じぬように振る舞います」ととここでも優等生なセリフを言います。
という事で第一話の最後まで優等生なイケメンだった、セレノア・ウォルホートの紹介になります。
他にも妄想が捗る魅力的な登場人物がたくさん現れるので妄想を交えて紹介していこうと思います。
Source: 妻にかくれて狩ぐらし